の花 

作詞・作曲/水城桃子 歌/雛川ホノカ



花の美しさに惹かれて
小鳥は枝にとまる
優しい香りを羽根に纏わせて

飛び立つ日が来ること
身体は知っていたのに
幸せの歌 歌い続けられる気がしてた

地面に引かれて散り落ちる花びらと
天の彼方を目指す孤独な小鳥
ほんの束の間愛し合い あとはもう
遠く離れてく 二度と届かぬ声
歌い続けても君はもういない

少女の姿をした愛が
この腕をすり抜ける
地上に堕ちた愛しい天使たち

優しすぎる神様
どんなささやかな愛も
同じように許していつも独りになる

君の傍にいたい 天を裏切っても
腕の中では飛べない孤独な小鳥
羽根を花びらに 歌声は香りに
生まれてきたのは「幸せになるため」
君のためならば羽根を捨てられる

裏切り者にも神様は優しかった
奇跡の花びらが地上に降り積もる
降り積もった花びらに足を埋め
ここで見上げよう 二度と届かぬ天
この腕の中で咲く小鳥の花


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